北関東の山々を水平線の先に臨む両親の自宅と公園跡地に囲まれた自然豊かな敷地に建つ住宅。

約40Mの旗竿状の敷地は隣地が元公園の原っぱで有る事から、通りからもエントランスドマ回りの様子が伺え、通学の子供たちの様子がキッチンから見えるそんな立地である。

切妻の屋根を一部片流れとする事で生まれる、庭側から空へと繋がる余白（リビングやエントランス・２F view Space等）が一体的な開放的なプランとしている。
一方各機能（水回り・寝室・倉庫等）は建物西側1Fに配置し、各々の空間からリビングやエントランスのドマと各々繋がる計画とし、余白を介して家族間の関わりが生まれる生活を思い描いた。

仕上は、光が回り込むように、壁面は白い塗装を中心に仕上、床はドマと一体的な印象を持つフレキシブルボードとしている。
一方、ボリュームの壁は木質が感じられるラワン合板の仕上とし、個室内の床にはフロ―リング・天井は合板とより木の感じられる温かみの有る仕上としている。

シンプルな建ち方ながらも家族の生活が交錯し、
多様な繋がりが生まれる光に満ちた家。
家族にとってそんな住宅になる事を願っている。