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シグマ建設株式会社

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シグマのブログ更新情報

結局のところ、黒漆喰にしませんでした。

こんにちは、山田です。

早いもので2019年も1ヶ月が終わってしまいました。

本当に、時の流れが年々早くなっているように感じます。

 

さて今日は、先日のブログの後、どうなったかをご報告させていただければと思います。

先日のブログとは、こちらです。→黒漆喰ならぬ

 

一部のアクセント壁の色を決めるべく、漆喰に墨を混ぜて調合したサンプルを3パターン作っておりました。

結果から申し上げますと・・・

 

 

 

・・・墨入り漆喰の壁にはしませんでした!!!

というかタイトルに書いてありますよね。

前回のブログはなんだったのか?という声が聞こえてきそうですが・・・

(前回のブログもよく読んでいただくと、モルタル仕上げになる可能性も残っています(笑))

 

黒漆喰でもグレー漆喰でもなく、結果としては薄塗りのモルタル(#20)仕上げとしました。

 

 

なので今日は、決めるまでに至った経緯を書いていきたいと思います!

 

まず墨入り漆喰の経過を見ていましたが、乾いても想像していたよりも白くならず、色むらが大きく見られました。

 

むらが良くないというわけではなかったのですが、LDKの大きな面を占める仕上げなのであまり色が濃すぎるのは・・・と考えました。

当初の予定だった#20(薄塗りモルタル)も同じ条件で比較したいのでサンプルを作成。

4つ並べたのがこちらです。

左から墨の分量が少ない順に3つ、墨入り漆喰で、一番右が#20です。

明らかに一番右だけ色味が違います。

 

立てかけている後ろの壁は弊社社屋の駐車場にある漆喰塗り擁壁。

実際に塗る現場も周囲の壁は漆喰だったので、色の比較が出来ました。

 

一番墨の少ない漆喰と#20の比較。

濃さ云々より、まず色が全く異なります。

 

また、擁壁の基礎部分のコンクリートが#20番の色とよく似ているのがわかります。

「コンクリートのような少し黄みがかったグレー」が最初のイメージではあったので、「こっちかな?」と思いました。

 

他の色味との兼ね合いもサンプルでチェック。

漆喰の白と、フローリングのナラと、キッチンの床タイルです。

キッチンの床タイルを先に決定していましたが、少し緑がかっていたのでキッチン本体の色を決めるときなど結構苦労してしまいました。

ところが#20のサンプルと合わせると・・・すんなりなじみました。

この時点で「#20でいこう」と決めました。

 

決定したことを左官屋さんに伝え、数日後。

現場で塗っているところに立ち会わせていただきました。

 

下塗りは一度済んでいましたが、この日もう一度。

これはダイニング側からの様子です。

 

反対の、リビング側から。

仕上げに押さえている様子です。

つるっつるに平らになっています!

 

そして乾いた様子がこちら。

  

色むらが良い具合に出ています!

イメージ通りというよりは、期待以上の仕上りでした!

 

墨入りの漆喰も今回初めて作成してみて、非常に興味はあったし、やはり性能面などを考慮しても漆喰は様々な効果があるので採用したかったのですが・・・

全体のイメージとバランスを考慮して今回はこのような形にしました。

機会があれば是非、墨入り漆喰も使用してみたいです!

 

そして説明が抜けていましたが、先程から壁の中央に養生されているダンボール・・・

実はこちらは「バイオエタノール暖炉」というものなんです。

最近テレビなどでも取り上げられていますから、ご存じのかたも多いでしょうか・・・?

 

薪ストーブの薪の代わりに、バイオエタノール燃料というもので燃焼します。

燃焼しても煙が出ないので、煙突を設ける必要がありません。

こちらについては、後日また書かせていただければと思います!

 

2月23、24日に完成見学会が決まりました。

最新の写真はまた順次アップしていきます!

皆様ぜひおこしください。

 

山田