シグマ建設へのアクセス方法
シグマ建設株式会社
ONO一級建築士事務所
〒366-0801 埼玉県深谷市上野台2345-4
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先週、お客様の案内をかねて深谷Y邸へお邪魔しました。
その時見たこの風景…
建物ではなくこの野菜達に感動。(写真左)

右は、私が2006年11月15日にお客様に提案した第1案の原図。
実は、野菜達のおかげでY邸が、当初私がイメージした通りの風景に納まっていた。
この、黒のガルバリウムに覆われた現代的な住宅が、この風景の中でもなんとなく自然に見えて本当に嬉しかった。
それでこの、シグマの引き出しで紹介する事に。
周りの風景に溶け込ませようとしたこの住宅…
完成から1年…
プランニングからほぼ3年…
みなさんにはどう見えますか?

多くの要素が絡み合って出てきた外観…前回(No.1)の文中での表現。
今回も、この多くの要素の中から一部を紹介しようと思ったのだが文主体の表現は、私の力では無理(;0;)
少し手を抜かせてもらって、写真を利用して紹介する事に…(^∀^)
まずこの写真、手前に写る大屋根がLDK・和室の部分(平家部分)の片流れの屋根。北西の道路から南東の倉庫の壁へ向かって行く緩やかな屋根。その奥が2階建ての棟。
そう、この住宅、平屋の棟と2階建ての棟の2棟から成っているような住宅。その2棟、1階は廊下でつながっているものの、2階レベルでは、模型の写真でお解かりの様に、接している部分はほんのわずか。
2棟の間には、いくつかの外部空間がある。その中から今日紹介するのは、2階のバルコニーについて。
2階建ての棟の2階。1階玄関ホールから階段を上がるとそこは、お子さん、お孫さん達が集うための小ホール。陽だまりの中で、のんびりと読書をしたり、昼寝をしたり、そんなイメージのスペース。日当たりを重要視したこのスペース…その為に、ここに設けた2階のバルコニー。このバルコニーのおかげで、2階の小ホールには、充分な光と明るさが。なおかつ、平家部分の屋根のおかげで、道路からは隠れたバルコニーに。ここには、洗濯物も安心して干せる。
話しを平家部分の大屋根に戻すと、この屋根、高さをギリギリまで抑えた緩やかな屋根。実際に、内部を見学していただければ解っていただけると思う。
No.1で紹介した、平家部分の空に向かったリビングの天井と開口。その断面そのままの、屋根が平家部分の大屋根。その奥にある今日紹介した2階建ての棟。全体に少し複雑に見えるかもしれないが、私的にはすごくシンプルと思っている。
最近、2階へ上がる階段が施工され、2階ホールの明るさと1階ホールへ落ちてくる光の強さもつかめる様になってきた。ほぼ、予想していた感じ(^∀^)小ホールから見える大屋根のラインも、自己満足の1つ。
まだまだ楽しみのあるこの住宅…
懲りずにまた、新たな箇所を伝えていきます。
プランニングの作業に入ったのは、去年(2008年)の秋・・・。
まずは、営業設計。敷地の用途地域は準工業地域で周辺には、大規模の工場や、倉庫が立ち並ぶ。

敷地の写真を撮影したのは、去年の7月だが、ご覧の通り敷地の南面には、倉庫の壁が・・・(´0`。)
お客様が急いでいないとの事もあって、なかなか手をつけられなかった。
お子さんは4人・・・2人は、もうすでに独立されて、お孫さんもいらっしゃる。
もう2人もすでに社会人で同居。独立された2人も住まいが近い事から、家族全員が頻繁に集うとの事。
この住宅・・・建物の配置から各部屋の位置関係(平面プラン)、断面の考え方、さらに窓(光と風・風景)の事、天井高の事、
それら多数の要素が絡み合って出てきた外観。その外観、内観に使用する素材の事。どこから説明してよいのか?
まとめよう、まとめようと思っているうちに着工・・・すでに木工事も3割程度が進んでいる。
先日、現場に行った時、1番気になっていたリビングの窓が形になってきた。
天井材の雰囲気も・・・。南面開口の目の前に来る倉庫の壁。
それを出来る限り感じさせないように南の空に向かって勾配をつけた天井。
その天井上部に空が広がる開口。
リビングで過ごす時・・・
出来る限り目線が上に行くように・・・
倉庫の壁を意識しないように・・・
天井を眺めても飽きないようにと・・・
そう思って選定した天井の勾配と材の米杉。それも、1枚1枚それぞれが独特の色を持つ材。

・・・この住宅、これからも各部分ごとに、シグマの考え方を伝えていきます。
これまで、どちらかというと和テイストの住宅が多かった弊社に、洋風住宅の依頼が舞い込んできたのが去年(2008年)の秋。
その場所は、深谷の旧道中仙道沿いの間口12m、奥行き60mという敷地内に、蔵が2棟もある旧家の跡地。
ご主人から洋風の住宅を希望と聞いて、その敷地を見させていただいても裏から和風の実に落ち着いた住宅と蔵を目の前に見ると、なかなか頭の中にここに建つ洋風住宅の風景が浮かんでこなかった。

年も明け、旧道沿いに建っていた大屋根の住宅を解体し、中仙道から奥行60mの敷地が一望できるようになった頃、御主人と奥さんのお2人のはっきりしたイメージを伺うことができた。特に洋風住宅を御希望しているのは奥さんの様・・・その時、打合せの中で私なりに感じたことがあったので奥さんに尋ねてみた。「幼い頃にでも、明治・大正・昭和初期に建てられた洋館との出会いがありましたか?」案の定、幼い頃ちょくちょく遊びに行っていた祖父様の家が昭和初期に建てられた洋館(旧妻沼町)だったのである。未だにその造りや雰囲気が、頭の片隅に残っているとのことであった。
それを聞いて私は少しホッとした。
実は、私の祖父の家も昭和初期に建てられた洋館(大分県臼杵市)で、はっきりとその建物が頭の中に残っている。何か洋風建築に共通点があってホッとしたのである。そこから詳しく聞いてみると、奥様の希望している洋風とは、どちらかというと古いヨーロッパ調(南仏調など)の建物で、落ち着いたイメージのもの・・・。
その日の打合せの後、数日で今回の提案が出来た。
私が数年前、東欧を旅行した際、自分で撮った写真。
何度見ても感じる建物のシルエット。また、その雰囲気。
今回の細長い敷地に建つ洋館のイメージが、未だ私の頭に残るそのシルエットと重なった。
そこはルーマニア。
町全体が世界遺産になっているシギショアラから車で30分。
ビエルタンの要塞。
早朝、タクシーの運転手ニクさんに連れられ訪ねた世界遺産になっている要塞。
しかし、要塞は早朝のため門は閉まっていた。
ためしに門の扉を押してみると開けることができた。
2人は勝手に中へ。(本当にいいのかな~?)
入った瞬間、そこで見たこの風景・・・この要塞ができた当時そのままの風景?
動くことが出来なかった。この単純な形にどうしてなのか?
全体のバランス?それともこの空気?
この度の洋館の依頼・・・
1番苦労していた中仙道からの外観・・・片流れ(屋根)のシルエットにしてみようと決めることが出来た。
数日後に提案した建物の外観・・・御夫婦御2人とも了解を頂くことが出来た。

ついでにこのビエルタンという町で私が撮った写真を数枚紹介します。
お客様の夢は、まもなくリタイアを迎える御夫婦2人が、ゆっくりと趣味に興じながら過せる平家の家。
御夫婦の趣味は多彩で読書に書写、絵画、ガーデニングに家庭菜園。事前に弊社の事務所でお話しを聞かせて頂き、建設予定地へ伺ったのは2007年の5月。
館林はツツジでも有名な場所。惜しい事に5月も後半で、手入れの行き届いた多数のツツジの花を、この年は見ることが出来なかった。しかし、一目でお客様の庭に対しての想いが伝わってきた。左の写真3枚はそのときに撮った写真である。
敷地に入ってすぐの日本庭園、植木の手入れもさる事ながら、芝生の素晴らしいこと。残念な事に、この日本庭園は西側に残すお宅(お母様の住まい)の正面。その庭を横目に見ながらの位置に、建替え予定のお宅があった。
そのお宅の東側に、今回の設計の軸となったブナとケヤキの木が、堂々と立っていたのである。私の心はもうその木の事ばかり。お宅に入っての打合せも、その木の話しからである。ブナの木につくカミキリムシの駆除のご苦労や、ここにブナの木が植えられた経緯、そしてケヤキの落ち葉の時期のご苦労など。
そんなこんな、お話しを伺った後は、既存のお宅の測量。
いつものスタイルで、スケールで計りながらスケッチブックに書き込む作業。(下の写真)それに加えて植木の位置を細かく測り、スケッチブックに記録した。

外への眺望と平行してプランニングの課題となったのが、これからの2人にとっての過しやすさ。
建替えとなった一番の理由は、夏の暑さと冬の寒さ。現在のお宅ではとても耐え難いとの事。夏は40℃の上を記録し、全国のニュースにも上がった程である。熊谷、深谷も同じなので、その気持ちは十分解る。
そんな話の中で、風通しは期待できる地域であり、場所であると感じた。断熱性能を上げる事は勿論だが、夏の暑さ対策は風の通りを考えれば、これまでの経験から機械に頼る時間が少なくて済むと考えた。御希望の部屋数から、全ての部屋を南向きに配置することは少々無理があり、人の動線が大変。かといって、田の字型の配置なんてとんでもない!
まずは中庭を取る事に…しかし、廻りに素晴らしい眺望を持つ敷地なのに「なぜ?」と思われないか。
中庭は奥の部屋などにも光を取り込む為、かつ風を流す為。いや?他にも理に適う理由がある。
深谷S邸の経験から…動線がスムーズになるはず!
この計画はお2人だけの住まい。お子さんのいらっしゃるお宅よりもっと動線をシンプルに出来る。かつ冬の暖房システムを考えて、できる限りopenに計画できればもっと使いやすくなる。ここではシンボルツリーやデッキの必要性はないと考えた。全く外と仝眺望は必要なく、むしろ反対のもの…床はコンクリートの洗い出し、中央に水鉢、睡蓮でもあればもっと最高。これが内と外に眺望を持つ家のコンセプト。